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歯の豆知識

むし歯になりやすい人、なりにくい人。

2018年10月8日 (月)

むし歯には、確かになりやすい人となりにくい人がいます。

生まれつき歯が弱いから虫歯になりやすいのか、それとも他に原因があるのか、この解明は、むし歯予防永遠のテーマであり、つねにつきまとう問題です。

 

 

まず、むし歯の原因には、もともとの体質的な要因と、そうでない要因とがあります。

今回はこの2つを区別してお話を進めていきましょう。

 

もともとの体質とは、歯の質、そして唾液の質のことです。

唾液が十分に分泌されているのか、唾液に酸を中和する力(緩衝能)があるのかは、再石灰化がしっかりと進み、脱灰した歯が修復されるかどうか、つまりむし歯ができにくいかどうかのカギを握る重要な要素です。

よくむし歯ができて、悩んでおられる方は、一度歯科医院で「唾液検査」を受けてみるといいでしょう。(※当院にも簡易唾液検査があります。)

 

それから歯の質については、私が永久歯のエナメル質の耐酸性について抜去歯で調べてみたところ、個人差が4倍程あり、歯が溶け始める酸性度も、pH5.0からpH5.8と、大きな違いがあることがわかりました。

 

とはいえ、患者さんの生きた歯を、検査のために抜き、酸に強いか弱いかを調べるわけにはいきません。

ですから、患者さんの歯が実際にどれくらいの強さなのかを調べることは現状では残念ながらできないのです。

唾液検査で問題がなく、フッ素配合歯みがき剤をつかって歯磨きをしているのに、むし歯ができるというのでしたら、歯の質が弱い可能性はあると思います。

 

ただ、はじめにお話ししたように、むし歯になる要因は、もともとの体質以外にもいろいろあります。

まず大きな要因となるものが食習慣です。

おやつをいつまでもダラダラ食べたり、ずっと飴をなめていると、口のなかがしょっちゅう酸性になり脱灰がどんどん進み、再石灰化が追いつかないためにむし歯になりやすくなります。

 

 

また、口の中の虫歯菌の数、そして歯磨き習慣も影響大です。

みがいていても、いつも同じところにプラーク(歯垢)が残っていると、つねにそこに酸が溜まるため、むし歯ができやすくなります。

 

食習慣を見直したり、飲み物をジュースからお水やお茶に変えたり、プラークコントロールをレベルアップしたり、フッ素をより積極的に利用するなど、むし歯を予防していくための引き出しはいろいろあります。

予防に熱心な歯科医院で相談し、食事指導、歯みがき指導、定期検診でのクリーニングやフッ素塗布など、あなたのためのむし歯予防プログラムを組んでもらいましょう。

「私は歯が弱いから」とあきらめないで、歯科のプロといっしょに歯を守っていきましょう。


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