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歯の豆知識

歯周病が早産や低体重児出産のリスクを高める

2019年3月4日 (月)

関係のないように思えますが、実は歯周病は妊婦さんにとって厄介です。
歯周病の妊婦さんは、歯周病ではない妊婦さんに比べて早産や低体重児出産のリスクが5〜7倍に膨らむといわれています。

母子健康手帳の「妊娠中と産後の歯の状態」にも、歯周病は早産等の原因となることがあるので注意しましょうと明記されています。

妊娠中の歯周病はお腹の赤ちゃんにも影響することを知っておく必要があります。
歯周病の炎症があると、子宮を収縮させる作用がある物質の血中濃度が高くなります。

このため、歯周病が重症化すると早産や低体重児の出産の可能性が高くなるのです。

 

 

妊娠中でも徹底的にに歯周病の治療をすれば、炎症を最小限に抑えることができますし、先に述べたリスクを軽減することも可能です。

 

体調にあわせて少しでもできることをできるタイミングで行うことが大切です。

妊娠中はつわり、食の好みの変化、体調の変化のせいで食事が摂取できない、あるいは摂取し過ぎてしまうなど食生活が不規則になりがちです。それに伴いブラッシングも不十分になってしまいます…。

無理をせずに、ブラッシングは気分が良いときにササッと行えるように、洗面所だけでなくリビングやキッチンなどの目につく場所に歯ブラシを置いておき、できそうなときに磨く方法もおすすめです。

どうしても難しいときは食後すぐに水で強めにブクブクうがいをするだけでも食べかすを取り除く効果があります。

また、どのタイミングでも良いのでキシリトールガムやタブレットなども摂取するのも大切です。
キシリトールにはプラークの粘着性を低めたり、唾液の分泌が増えて歯の再石灰化を促進する効果が期待できます。

気分が優れないときは小児用の歯ブラシやワンタフトブラシなどの小さい歯ブラシを使うのも一つ案だと思います。

できるタイミング、できる範囲でお口のケアに努めましょう。

 

※妊娠中に歯科治療を受けられる際は母子健康手帳をご持参ください。

 

 

 

ミュータンス菌の母子伝播について

 

虫歯菌(ミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在しません。

奥歯が生え始める1歳6ヵ月頃になると周りの大人の唾液からミュータンス菌が赤ちゃんに感染することがわかっています。

世界的にみても最も身近な母親の唾液からの感染である「母子伝播」が一番多いのです。

日本人の大人の約9割にミュータンス菌が存在すると言われているので、赤ちゃんのためにも予め周囲の大人がお口の中のミュータンス菌を減らして、伝播させないようにすることが大切です。

 

 

ミュータンス菌は、砂糖を餌にしてグルカンというネバネバ物質を生成し、歯の表面に付着して感染します。

複雑な形の乳臼歯が生え、糖分を摂取する機会の増える1歳6ヵ月頃から乳歯が生え揃う2歳7ヵ月頃までが最も感染しやすいです。

 


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飯豊歯科クリニックでは、一人ひとりの患者様に合った、思いやりのある治療を行っています。特に意識しているのができるだけ歯を「抜かない」「削らない」という事。 悪いところを大幅に削って治してしまう歯医者さんもありますが、当然削った歯は二度と元に戻ることはありません。 最近は質の良い差し歯も多くありますが、当院ではやはり、ご自身の天然の歯が一番だと考えます。 当院では患者様の歯を残すという事を第一に考え、上記のような診療の流れをとっております。 飯豊歯科クリニックはこれからも南橋本、相模原にお住いの皆様のお口の健康を優しく、守り続けます。

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