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歯の豆知識

妊婦の歯肉炎が赤ちゃんの命を奪う衝撃

2019年11月11日 (月)

歯科医院に定期通院することで防げる病気はいろいろありますが、なかでも恐ろしいものとして「口腔子宮感染症」について知ってほしいと思っています。これは、著者が作った呼び名です。

お口から子宮に細菌が飛ぶことで死産や早産を招くのです。

2010年に、産婦人科の英文学会誌で次のようなケースが報告されました。

35歳のアジア人の女性が、妊娠39週目と5日目、あと数日で初産を迎える直前に、お腹の中の赤ちゃんが動かなくなってしまいました。慌てて大学病院を受診したところ、赤ちゃんはすでに息絶えていたそうです。

その後、猛烈な悪臭を放つ羊水に続いて、臭いの染みついた赤ちゃんが母親のお腹から取り上げられました。健康な人の羊水は無菌状態のため、普通なら無臭です。

母親は、出産前から妊婦さんによくみられる妊娠性の歯肉炎にかかっており、出血もあったそうです。

妊娠中はホルモンバランスの影響で、お口の状態が悪いと歯肉炎を起こし出血しやすくなるのです。

しかもこの母親は運悪く、死産の3日前に風邪をひき、38℃の熱を出していたと言います。

死亡原因を探るため、母親同意のもと、胎児の解剖が行われ、驚くべき事実が明らかななりました。

胎盤、へその緒、そして赤ちゃんの肺や胃の中まで、フソバクテリウム・ネクロフォラムという歯周病菌による敗血症と結論づけられました。この菌は、赤ちゃんの大腸にはいなかったため、母親が発熱したわずか3日の間の感染だったと考えられます。

しかも、このフソバクテリウム・ネクロフォラムは、母親の歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)でしか発見されませんでした。つまり、母親の歯周ポケットに住みついた菌が、血液から胎盤を通って赤ちゃんに達し、死産させてしまったわけです。

ごくありふれた妊婦の歯ぐきの炎症は、悪条件が重なることで、時として赤ちゃんの命すら奪うのです。

このフソバクテリウム・ネクロフォラムは、口腔内常在菌と言って、誰もがお口の中に持っている菌です。

これから母親になる人、お孫さんができる予定の人には、とくに知っておいてほしい知識です。

そして、妊娠中は食事や間食の回数が増したり口腔ケアの問題からむし歯や歯肉炎にかかりやすいです。

なので、食後にはブラッシングをしたりこまめにうがいをしたりするのも効果的です。

つわりの時には、出来るだけ気分の良い時に歯ブラシをしたり、磨けない時にはぶくぶくうがいや歯ブラシのヘッドが小さいものにしてもいいかもしれません。


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飯豊歯科クリニックでは、一人ひとりの患者様に合った、思いやりのある治療を行っています。特に意識しているのができるだけ歯を「抜かない」「削らない」という事。 悪いところを大幅に削って治してしまう歯医者さんもありますが、当然削った歯は二度と元に戻ることはありません。 最近は質の良い差し歯も多くありますが、当院ではやはり、ご自身の天然の歯が一番だと考えます。 当院では患者様の歯を残すという事を第一に考え、上記のような診療の流れをとっております。 飯豊歯科クリニックはこれからも南橋本、相模原にお住いの皆様のお口の健康を優しく、守り続けます。

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