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歯の豆知識

妊娠すると歯が悪くなるって本当?

2021年3月15日 (月)

 

「出産すると歯が悪くなるわよね。

赤ちゃんがカルシウムを使っちゃうから仕方ないのよ

母親の宿命だわ。」

 

 

たしかに昔からよく言われますよね。でもこれは迷信です。お腹の赤ちゃんのせいで悪くなっているわけではありません。ただし、妊娠中にむし歯が増えたり、歯周病が悪化する人は実際多いのです。

原因のひとつはケアの問題。個人差はありますが、つわりがあると歯ブラシを口に入れるのがつらくなるでしょう。プラークが溜まれば細菌が増えてむし歯になりやすいうえに、歯周病も進行しやすい状態になります。

それから食事や間食の問題。妊娠中は、つわりやお腹が圧迫されるせいで、ちょっとずつ何度にも分けて食べることも多いかと思います。そうなると結果的に細菌にエサを与え続けることになってしまいます。

実際のところ、妊娠期の女性には、間食の回数が増え、酸っぱいものが好きになり、口腔内が悪化しやすいという特有のリスクがあるのです。

さらにもうひとつ。妊娠すると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が増えますが、歯周病菌はこれが大好き。ホルモンをエサにして増殖していきます。歯周病菌の出す毒素によって歯周病が悪化するのはもちろん、この毒素が実は早産や低体重児出産に影響することも明らかになっています。歯周病菌の毒素が血液内に入ると、それが子宮を刺激して赤ちゃんを早く産ませようとします。

妊娠中のお口の中は、ただでさえ細菌が増殖してしまう環境がばっちり整っています。しかし妊婦さんは身体的ストレスを強く受けているわけなので、無理もないのです。

だから特に歯周病の人は、妊娠前に治療を済ませておいたり、健康なお口の人も普段から歯科医院でクリーニングをして細菌を減らしておくのがいいでしょう。そうすれば、妊娠中のむし歯や歯周病を予防できるうえに、早産のリスクも減らすことができます。

それから、第一子を早産したり未熟児だったりした方は、念のためお口の中を調べてもらうとよいでしょう。

●歯磨きのアドバイス
一日のうちで体調のよい時間に歯磨きを、リラックスして行いましょう。その際、ヘッドの小さいハブラシを使用します。
歯磨きの時は、下の方を向いて前かがみの体勢になり、ハブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。ハブラシは小刻みに動かしましょう。
またハミガキ剤は、香料や味の強いものは避けるとよいでしょう。
●歯磨きできない時には
デンタルリンスや水でのブクブクうがいをしましょう。

 


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飯豊歯科クリニックでは、一人ひとりの患者様に合った、思いやりのある治療を行っています。特に意識しているのができるだけ歯を「抜かない」「削らない」という事。 悪いところを大幅に削って治してしまう歯医者さんもありますが、当然削った歯は二度と元に戻ることはありません。 最近は質の良い差し歯も多くありますが、当院ではやはり、ご自身の天然の歯が一番だと考えます。 当院では患者様の歯を残すという事を第一に考え、上記のような診療の流れをとっております。 飯豊歯科クリニックはこれからも南橋本、相模原にお住いの皆様のお口の健康を優しく、守り続けます。

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