野菜ジュース全てが歯に安全とは限りません。
2020年5月11日 (月)
甘いジュースって砂糖がたっぷり入ってて歯によくないんでしょ?
だからうちは、幼児向け野菜ジュースを飲ませています。
栄養が取れてすっごく喜んで飲むし、お風呂上がりにも水代わりにね!
マグに入れるとチュパチュパとけーっこう長持ちして、機嫌がよくて助かるわ〜
赤ちゃんの水分補給、とくに暑い時期には気をつかいますよね。離乳食が始まった頃は味の好みも出てくる頃でしょう。お風呂上がりの甘味のある野菜ジュース、さぞかし美味しいでしょうね。
ただね、気がかりなことがあるんですよ。ひとつはむし歯です。というのも、野菜ジュースとはいうけれど、その中に砂糖(ショ糖)が入っているものがけっこうあるんですよ。日頃、娘さんに飲ませているジュースの裏や横に「栄養成分表示」ってあるでしょう?小さい字ですがぜひ読んでみてください。「ショ糖」って書いてありませんか?ショ糖というのは砂糖の主成分のこと。終始飲ませていると、とくに長い時間をかけてチョビチョビ飲ませていると、口のなかのむし歯菌に栄養を与え続けることになりかねないんです。できれば時間をかけずに飲めるといいんですけど。
もうひとつ心配なのが酸食です。その幼児向けの野菜ジュースには果物が入っているようですが、原材料にレモン汁とかクエン酸などの酸味も加えられてはいませんか?野菜ジュースって、美味しく飲めるようにと、酸味のある果汁を加えたり、日持ちをよくするために酸味が加えられていることが多いんです。じつは「酸」って、歯に触れると歯を溶かしちゃう性質があります。マグや哺乳瓶でチョビチョビ飲むと、ジュースの酸が吸い口から生えたての前歯に長い時間集中的にかかってしまい、歯が溶けやすいんです。ことに、赤ちゃんの生えたての歯はやわらかく、むし歯にも、ジュースの酸にも、とっても弱いんです。気がかりですね。
ジュースは全面的にダメとは言いません。でも大事な赤ちゃんの歯を守るには、飲む時間を「お昼寝から起きたら」とか「おやつに」とか決めて、ダラダラ飲ませないようにしたいものです。それからもちろん、寝る前の歯みがきにはフッ素(フッ化物)を使ってくださいね。
野菜100パーセントジュースや果糖ジュースは糖質が入っているので注意してください!
1歳を過ぎると、おやつを食べるようになってきますその際に、お楽しみとして野菜ジュースを与えるのはよいと思います。適量は、1歳で1日80~100mlですので、飲み過ぎないようにしましょう。
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