お酒を飲んだあともしっかり歯磨きをしましょう!
2020年6月22日 (月)
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寝酒が好き。アルコールでむし歯菌も死ぬはずだ。歯磨きしないで寝ちゃおうっと。
お酒を飲むと歯磨きするのが面倒になりますよね。しかし結論からいいますと、残念ながらお酒でむし歯菌を殺菌することはできません。アルコール度数が高いお酒でも40度から50度くらいでしょう。この程度では、殺菌効果は期待出来ません。引火するほどアルコール度数が高いお酒をストレートで飲んだとしても、プラークを除去することはできないでしょう。それに、アルコール度数が極端に高いお酒を毎晩ストレートで飲んでいたら喉や胃腸の粘膜を傷つけてしまいますよ。
プラークは、排水溝のなかのヌメヌメとした汚れのようなものです。そう簡単には取り除けません。放って
おくとバイオフィルムという粘着力の強い膜を作り出し、その中でさらに細菌が繁殖します。このバイオフィルムの内側には、アルコールも浸透しません。そして、その排泄物である酸が歯を溶かし、むし歯を作ってしまうのです。
おつまみを食べてないから大丈夫?そんなことはありません。お酒には糖分が含まれているものも多いです。むし歯菌は糖をエサにして歯を溶かす酸を作り出しますから、アルコールの殺菌効果を期待して歯をみがかないで寝てしまうのは、むし歯菌にエサを与えて快適な環境を提供してやっているようなものです。寝ている間は、細菌を洗い流してくれる唾液がほとんど出ないので、お口の中で細菌が繁殖しやすくなります。しかもお酒を飲んで寝ると体が脱水傾向になり唾液はより出にくくなります。また、ワイン、梅酒、チューハイなど酸性のお酒であれば、酸蝕歯(酸性の飲食物によって歯が溶ける)も心配です。
プラークを取り除くには、歯ブラシでていねいにかき出すのが一番効果的です。歯ブラシとフロスを使って、お口の中のむし歯菌を追い出しましょう。
お酒を飲んだあとは歯磨きが面倒になってしまうかたも多いかもしれませんが、健康なお口を保つため、寝る前にプラークをしっかり除去することを習慣づけましょう。
☆バス方
歯と歯ぐきの境目にブラシを45度の角度であて、歯周ポケットの中にブラシを入れ優しく小刻みに磨く。
デンタルフロスは慣れるまで難しいですが、慣れてしまうと簡単に歯と歯の間のお掃除が出来、スッキリしますよ!!
プラークはむし歯菌、歯周病、口臭の元凶になります。口臭を防いで、朝からさわやかな笑顔で。職場でも周囲の視線が変わるでしょう。
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