歯磨き剤の効果をうまく引き出そう!
2019年7月15日 (月)
診療の際、患者様によく「どんな歯磨剤を使っていますか?」「どんなふうにおつかいですか?」とお聞きします。
それは、歯磨き剤には、様々な種類があります。吟味せず、なんとなくで選んでしまうと、患者様とミスマッチが起こりやすく残念なケース
が多々あります。
予防力アップには歯みがき剤選びも大事です。しかし、「使いかた」もとても大事です。
フッ素の効果を存分に引き出す使いかたをお教えしましょう!
歯みがき剤にははいろいろな種類があり、すぐれた薬剤が入っています。どれを使えばいいか迷われると思います。
歯磨き剤本来の効果を最大限に利用するためにおすすめなのが、歯科医院で相談していただくことです。私たちは患者さんのお口のなかの状態や問題を把握していますから、その方にいま必要なのが、歯垢を落としやすい研磨剤入りの歯磨き剤なのか、それとも、歯が削れるのを防止する研磨剤無配合の歯磨き剤なのかを判断し、一人一人に合ったものを処方したり、おすすめすることができます。
フッ素を使ったむし歯予防についても同様です。患者様によって虫歯のなりやすさが違います。その患者さんのむし歯のなりやすさに応じて、高濃度フッ素配合の歯磨き剤だけでよいのか、あるいは就寝前にフッ素配合ジェルやフッ素洗口剤も使えばもっと良いお口の状態になるのか、そうした判断は、やはり歯科の専門家だからできることだと思います。。
現在、歯科医院や薬局で販売されている歯磨き剤(ただし医薬部外品や医薬品のもの)は、それぞれが「歯みがき剤」と呼ばれるにふさわしい、とても良い効能を持っています。歯みがき剤選びに迷ったら、まずは製品の表示を確認すること。そして歯科医院で、相談して頂き、あなたに合った歯磨き剤と、使いかたを教えてもらいましょう。
あなたに合った歯みがき剤は、毎日使っているだけで、知らず知らずのうちに健康に寄与してくれる、とてもありがたいアイテムです。上手な使いかたで本来の効能を引き出し、健康増進に役立てていきましょう!
最近は高濃度フッ素配合の新タイプの歯磨き剤が販売されているのでお勧めしています。
効果を上げるコツは毎日使っていただく事です!そして、出来るだけ長い時間フッ素をお口の中に残しておくために、うがいをしすぎないようにしましょう。歯磨き剤の他に、フッ素ジェルやフッ素洗口液を使うとさらに良いでしょう!ただし高濃度のフッ素は小さいお子様は使用できないので、1度歯科医院相談しましょう。
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