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歯の豆知識

子どものお口ポカーンを防ぎたい!口呼吸は危険!?

2018年12月10日 (月)

お口をポカンと開けるクセって見た目だけでなく、

実は体にも良くないんです。

姿勢が悪く、口呼吸の子供が急増!?

こうしたクセは成長期前の子どもの頃に治すのがベスト!

お子さんのお口ポカンが気になったらあまり遅くならないうちに、

一度歯科に相談しませんか?

ー Q.お口をポカンと開けるクセって何歳くらいから始まるのですか?

小さな赤ちゃんを見ると、意外にお口が閉じています。唇がポッテリとしていて未発達なのに、お口を閉じて鼻呼吸している赤ちゃんが多いです。

お口ポカンのお子さんが増えてくるのは、歯が生え、お話が上手になってくる年齢くらいからです。歯が生えると物を食べたり、おしゃべりが上達します。おしゃべりが上手になると、口を開ける機会が増えますよね。すると口で息をする機会も増えます。この頃からでしょうね、お口ポカンが増えてくるのは。

 

Q.すると2〜3歳くらい?

一般的にはその頃からが多いのではないでしょうか。

私たちの調査では、これ以降12歳くらいまでお口ポカン率が増えてくることがわかっています。

その中にはもちろん、鼻炎などが原因で口呼吸せざるを得ないお子さんも含まれますが、実はこの頃のお口ポカンの増加は、永久歯への生え変わりの時期と関連があると考えられているんです。

ーQ.お口ポカンが始まる原因ってどんなこと?またそれはなぜでしょう?

6歳くらいから大きな永久歯が生えはじめ、その分、乳歯の頃より顎に高さがグッと加わるし、前歯も乳歯の前歯とくらべると前の方へ傾いて出てきます。

さらに、前歯の生え替わりの時期には、舌を前に出すクセも加わることがあるので、前歯が余計に前の方へ押し出されることがあります。

お口を閉じるためのくちびるの筋力は、それを後追いして発達しなくちゃならない。しかし、追いつかないと、くちびるを閉じるのがしんどい。するとついお口がポカンと開いてしまうんです。ポカンと開けば、口呼吸のほうが楽になりお口ポカンが定着してしまいます。お口ポカンのお子さんが100%口呼吸というわけではないですが、口呼吸しているというケースは非常に多いです。

 

ーQ.お口ポカンには、お口の成長過程が関わっていると。

そうなんです。歯が生え替わって噛み合わせが落ち着いてくる中学生くらいになると、ポカン率はグッと減ってきます。からだの成長・発育も口呼吸を減らす理由として考えられますが、素敵な異性の前で格好よく見せたい、キリッとした口もとでいたい、という社会性も芽生えるのでしょうね。

 

ーQ.ということは大人になるにしたがって、お口ポカンが自然と治ることも多い?

その傾向はありますね。中学生の頃に自分のお口ポカンに気づいて治せれば、将来の健康にとって、それはとてもよいことです。

ただ残念なのは、中学生ともなると、すでに成長期をむかえ大人の骨格ができはじめています。歯列も完成しています。そうなると、歯並びをはじめとする、成長過程で受けたお口ポカンの影響がその後にも残ってしまうんですね。

私たちとしては、「できればもっと早く、可能なら成長期に入る前の子どもの頃にお口ポカンを止められたらなぁ」と思っているのです。

 

ーQ.お口ポカンって具体的にどのような影響があるのでしょう?

まずお口の中が乾いて、初期むし歯を補修したり細菌の活動を抑え込んでくれる唾液の機能が十分に働きません。そのため虫歯や歯周病になりやすくなります。

また、歯並びも悪くなりやすいのです。たとえば、くちびるの力が前歯に加わらないので、上の歯が前に出て、「出っ歯」になりやすいです。

歯はくちびるや舌、頬から受ける力のバランスによって馬蹄型に並んでいくのですが、バランスが崩れそのプロセスがうまくいかないんですね。

また、いつも口を閉じずに舌がダラッと下りていると、下あごが舌に押し出されて受け口になったり、お口を閉じても前歯が噛まない開咬になることもあります。噛み合わせが悪くなり食事しずらいですし、発音にも影響します。

こうした骨格に与える弊害は、成長期に入る前にぜひとも取り除きたいものです。お口ポカン対策はいつはじめても歯や体にいい効果がありますが、最大の効果を上げるのは、実はあまり遅くならない方がいいんですよ。

 

ーQ.お口ポカンを治すにはどうしたらいいの?

まず鼻の悪いお子さんは耳鼻咽喉科で治療を受けましょう。

鼻呼吸ができるなら、くちびるのトレーニングをしてみましょう。トレーニング器具(りっぷるとれーなー)や紐をつけたボタンを使い、毎日少しずつ筋力を鍛えるんです。

またおうちの方が気づいたときに「お口閉じようね」と声掛けして、励ましてくださることが、大きな支えになります。すぐに結果を出そうとあせらず、気長に続けることがやはり大事です。

お子さんのお口ポカンが気になったら、ぜひ歯科医院で相談なさってみてください。

 


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飯豊歯科クリニックでは、一人ひとりの患者様に合った、思いやりのある治療を行っています。特に意識しているのができるだけ歯を「抜かない」「削らない」という事。 悪いところを大幅に削って治してしまう歯医者さんもありますが、当然削った歯は二度と元に戻ることはありません。 最近は質の良い差し歯も多くありますが、当院ではやはり、ご自身の天然の歯が一番だと考えます。 当院では患者様の歯を残すという事を第一に考え、上記のような診療の流れをとっております。 飯豊歯科クリニックはこれからも南橋本、相模原にお住いの皆様のお口の健康を優しく、守り続けます。

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