乳酸菌ならどれでもいいわけではありまません。
2020年11月9日 (月)
Qプロバイオティクスがお口の中に効くなら、ヨーグルトがお口に効くってことですか?
A いいえ、まったくそうではありません。整腸作用のあるものがお口に良いとは限らずお口には「お口に効く細菌」を選ぶ必要があります。お店で一般的に売られている乳酸菌入りの食品、なかでも糖が含まれている食品は食べ方によっては虫歯のリスクになりかねません。その点は誤解のないようにお願いします。
プロバイオティクスならどれでもお口に効くというのは、残念ながら間違いです。整腸作用のある乳酸菌のうち、お口にもプラスに働くものはごく限られています。「スーパやコンビニに売られているヨーグルトがお口にもいいらしい!」と誤解して、お口の中にできるだけ長く残るようになどしては、かえって虫歯のもとになります。お間違えないようお願いします。
とくに、砂糖の入ったヨーグルトをダラダラ、チビチビ食べると、虫歯菌に長時間えさを与え続けることになり、虫歯のリスクが高くなってしまいます。
お口の健康管理にプロバイオティクスを役立てたいなら、「お口の中に効くプロバイオティクス」を選んで使いましょう。お口に効くプロバイオティクスとは、様々な乳酸桿菌の中から選りすぐられた菌株を培養したものです。そして、お口にはもちろんですが、体への安全性もしっかりと確認されたものでなければいけません。
そこでここでは、臨床研究を重ねて製品化されているお口に効くプロバイオティクスをご紹介しましょう。
ひとつは、現在90の国と地域の国立病院が採用している乳酸菌「L.ロイテリ菌」を配合した「バイオガイアトータルヘルスプログラム」の「息の健康プログラム」。もう1つは、お口の中の善玉菌である乳酸菌「TI2711」 を配合した製品「Systema歯科オーラルヘルスタブレット」です。
お口ににこれらのプロバイオティクスを送り込むことで、善玉菌が増えて悪玉菌とのバランスが改善し、虫歯菌や歯周病菌の活動を抑制することができます。どちらも、虫歯予防に配慮した砂糖不使用の製品です。
「甘い物を控え、歯磨きも頑張っているのになぜか虫歯ができてしまう。」「歯周病の治療をしても回復が遅く、再発もしやすい」とお悩みのかた。その原因はもしかしたら、お口の中で善玉菌が減り、悪玉菌が優勢になって悪さをしているからかもしれません。そんな時は、歯科医院で相談をし、唾液検査を受けてお口の細菌のバランスが崩れれいないかを調べれもらいましょう。
そして、虫歯や歯周病の原因である善玉菌と悪玉菌のアンバランスをプロバイオティクスの力を借りて改善し、歯科の治療や予防を有利に進めていきましょう。
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