何故毎日取る必要があるの?
2019年9月16日 (月)
Qプロバイオティクスは毎日摂り続けることが大事だそうですがそれはなぜですか?
A お口や腸の中は、細菌たちの縄張りがすでに満杯でプロバイオティクスの定着が難しく、1週間ほどで排泄されてしまうからです。毎日補給をすれば、定着しなくても大丈夫。流れ者の助っ人として勤勉に働いてくれます。
プロバイオティクスにもっとも大事なのが、「毎日欠かさず摂る」ということです。お口や腸の中は細菌の縄張りがギッシリと張り巡らされ、プロバイオティクスが入り込む余地はほとんどありません。そのため定着が難しく、1週間ほどで便と一緒に排泄されてしまいます。
人は誕生直後に初めて細菌に触れ、それがお口や腸に入って縄張りを広げます。どんな性質の細菌がすみつくかは環境によって異なりますが、3歳を過ぎるころには、どの人のお口や腸の中にも様々な細菌の群れでいっぱいになります(あたかも一面お花畑のようなもので「腸内フローラ」と言われています。)
そのため3日続けてしばらく休み、また続けるというやり方では効果が期待できません。個人差や、用いる菌にとって差がありますが、1~3ヶ月ほど継続することが重要なのです。気長に続けていきましょう。
「お口や腸に定着しないのでは効果は期待できないのでは?」と思われるかもしれません。しかし大丈夫です。プロバイオティクスはお口や腸の届くと、4日目くらいにもっとも安定的に働き、1週間程度で去っていきます。「善玉菌の味方をする流れ者の助っ人」と例えればイメージしやすいかもしれません。
お口の善玉菌の比率は、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんが最もお多く、歳をとればとるほど少なくなっていきます。とくに高齢者では善玉菌が減り悪玉菌が増えやすいので、プロバイオティクスを積極的に活用し、体調管理に役立てていただきたいと思います。
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