いきいき健・美体操
2018年11月26日 (月)
超高齢社会を迎え、高齢者の歯科医院の来院が多くなっている昨今。
いつまでも元気に歯科医院に通っていただくためには、
まずは、体が元気であることが重要です。
そのためのちょっとした運動「健康体操」をしてみませんか?
《”咀嚼エクササイズ“で顔も体も若返る!?》
お食事のときの悪い姿勢が、たるみや深いシワをつくる?!
どのような姿勢で食事をしていますか?猫背でうつむいて食べていませんか? 5~7kgある頭部を支える胸鎖乳突筋が前方へ傾いたまま咀嚼すると、ほうれい線や首のシワが深くなりやすいです。
咀嚼は1日何百回と繰り返す行為。そのたびに老けてしまいます。そこで、「咀嚼エクササイズ」で筋肉を鍛え、顔も体も若返らせましょう。
↑この姿勢はNG!胸鎖乳突筋を緩め続けています!
「咀嚼エクササイズ」は早食いを気にした患者さんからの相談がきっかけで生まれたエクササイズです。よく噛むことを実践するのは難しいもの。しかし「ほうれい線や首のシワを予防するうえ、噛みやすくなり、所作も美しくなる」などの効果があると、頑張ってみようと思いませんか?
咀嚼エクササイズは、良い姿勢を維持する筋肉に意識的に負荷をかけています。毎食1回取り入れていけば、日常動作時にも姿勢が良くなります。美しくなるため、一緒に頑張りましょう!
①顔を上げ座る
胸鎖乳突筋が顔のラインに対して後方にほぼ60°を保つよう意識します。
②かかとを上げる
お尻に力を入れます。その後、肩を下げて脇を締めかかとを上げます。このとき、肩が前に出ないように気をつけます。
③臼歯で5回咀嚼する
食べ物を口腔内に入れたら、左右どちらかの臼歯部で5回ゆっくり咀嚼します。
④かかとをおろす
咀嚼後、いったんかかとを下げお尻の力を抜きます。その間に食材を舌で反対側に移します。
⑤反対側の臼歯で5回咀嚼する
かかとを上げ、お尻と脇を締め、先ほどの臼歯部とは反対側で5回ゆっくり咀嚼します。咀嚼後、再びかかとを下げ、体をリラックスさせます。再び舌で食材を反対に移します。これを左右3回ずつ行います。
⑥嚥下する
30回咀嚼した後は、ゆっくり飲み込みます。咀嚼中も嚥下時もうつむかないようにします。
かむことは、人間の健康にとって、とても重要です。まず、かむことによって、唾液の分泌がよくなります。唾液には、消化を助け、口腔内を清潔にする働きがあります。
また、かむという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の働きを活性化します。さらに、かたいものをかみくだく爽快感はストレス解消になるといわれています。
よくかむことは、あごの発達を促し、さらによくかめる土台をつくることにもつながります。日ごろから、よくかむことを心がけていきましょう。
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